「以前、子どもたちが愛用していたぬいぐるみを持ち込んで、自転車やソファをもらって帰ったこともあります。全部買っていたら何万円もかかりますからね。大切に使って、必要がなくなったら、また返す。そういう循環が魅力ですね」
孫と一緒に訪れていた中井好恵さん(仮名・60代)も、「物々交換市は、アプリより簡単で楽しい」と微笑む。
「メルカリもやってみたけど、登録とか発送とか、ややこしい。ここなら、不要なモノを持ってきて、欲しいモノを持って帰るだけ。送料もかからないし、目で見て選べるのも安心です」
本を手にしていたのは、町田順子さん。(仮名・50代)
「これ、高校生の娘に読ませたいと思って」
「サーキュラーかめおかラボ」には、《交換する本棚》の「いろり文庫」が設置されており、市民が読み終えた本を持ち込み、読みたい本を持ち帰る《循環》を行っている。
「今日も読み終えた本を持ち込みました。家の本棚みたいに利用しています。本代も助かるし、なにより知らない本との偶然の出合いが楽しい」と、町田さん。