脳が最もエネルギーを使うのは「何もしていない時間」だった!?
先ほども述べたように、つい最近まで「ぼんやり」しているときの脳は、ただ休んでいるだけだと考えられていましたが、この考え方はDMNを発見したレイクル博士の研究によって完全に覆されました。
さらに博士の研究によって、次のような驚くべき事実が判明します。
何もしないでぼんやりしているときの脳は、意識的な作業をしているときの、15倍ものエネルギーを消費している
つまり、ぼんやりしているときのほうが、脳はエネルギーをかなり多く使っているということです。
脳は原則的に、大切な活動により多くのエネルギーを使います。
この観点から考えれば、脳にとっては、作業している時間よりも「ぼんやりタイム」のほうがはるかに重要だと言えるのです。
では、ぼんやりしているとき、どうしてDMNはこれほど莫大なエネルギーを使っているのでしょうか?
レイクル博士は、その目的を「これから起こりうる出来事に対して、スタンバイするためにエネルギーが消費されているのではないか」と説明しています。