そして武道館に一人で立ち、360度僕のファンのみんなの想いで埋め尽くされた。歌の途中で歌詞を変えて「あのちゃんは一人で武道館に立てないと言ってきたアーティスト共、ザマーミロ、バーカ」と叫んだ。「なめんじゃねえぞ」と。
武道館で僕は寝っ転がった。自分の部屋で毎日のように同じ天井を見上げていたあの日の僕が一緒に横たわり、武道館の天井を見上げながら「よく頑張った」「これから全部大丈夫になるよ」と言ってくれている気がした。ずっと誰にも言われず、ずっと言われたかった言葉だった。音楽が僕に言葉をくれた。
僕の一人よがりの復讐に、気づいたらたくさんの人がついてきてくれていて、僕も一人ひとりの想いを受け取れることに幸せを感じた。その日は1万2000人の想いを受け取って、この先も僕が僕のままで大丈夫なんだと強く感じ自分自身の呪いに復讐し続けようと誓った。
誰かを堕とすことは絶対にしない。実力で自分が這い上がるだけ。
僕の復讐は未だに続いている。まだまだ直接言われた言葉で忘れられない言葉がたくさんある。復讐し甲斐があるぐらいには。だからこれからも見返し続ける。
いつ終わるのかはわからない。
終わることはないのかもとも思う。
どうなったら終わりかもわからない。