意地の悪い思考に取り憑かれてしまう
周囲では、やれ何それの資格を取っただの、どこそこの**大使を仰せつかっただのとかしましく、SNSのプロフィール欄を見れば、趣味や資格を引き連れた「#」で大渋滞である。もはや、何が好きで何が得意か分からない。
いや、何かの分野において深い知識を持つのは素晴らしい。こと芸能界においては、仕事やトークの幅が拡がる、というメリットも重々承知している。
たとえば筆者の相方、ひぐち君は、数年前、ワインエキスパートなる資格を取得し、その方面からオファーも頂いているようだ。
ただ、筆者のような人間は、芸能人が資格を取った、今**に夢中だなどと喧伝し始めると、
「“オフィシャル太鼓持ち”になったんだな……」
などと意地の悪い思考に取り憑かれてしまう。
何かの資格を拠り所に、その界隈を語る“資格”を得て飯を食うとなると、基本、悪口は吐けなくなる。そんな人の喋ることを、全面的に信頼して良いのかと、相方にも穿った視線を向けてしまう。