「あのときマンションを買っておいてよかった」

「あのときマンションを買っておいてよかった」

多くの人がそう思っているでしょう。なにせ現在、東京都内で新築マンション(70平方メートル)を買おうとすると、都民の平均年収(592万円)の17.78倍(1億526万円)もするのですから(東京カンテイ調査による)。

(写真提供:Photo AC)

ただ、毎日の生活時間に多少のゆとりが生まれてきた現在、あなたが購入した家をもう一度見つめてみましょう。購入した当初は、最新鋭のマンション。子どもたちはマンション内で友達を作り、ママ友同士の会話も弾みました。

それも子どもが小学校高学年頃になると、中学受験の話題が生活の中心に。子どもたちがマンション内で遊ぶこともなくなり、塾と家の間の往復が始まります。子どもの成績の浮き沈みに振り回される日々。

受験は残酷です。結果が全てですから。思うような学校に合格できなかった子の親は、願いが叶った子の親とは次第に疎遠になります。小学校の時には互いにじゃれあっていた子ども同士にも距離ができ、お互いに黙々と中学や高校に通う。マンション内コミュニティは崩壊していきます。

子どもとの会話もめっきり減ります。一緒に近所の公園に出かけることは皆無に。それでもマンションは共同住宅。どうしてもよその子と自分の子を比較して妬みの気持ちを持ったり、マウントをとりがちになるものです。

ではそうした事柄以外に、自分たちが多額のローンを組んで手に入れたマンションの良さは何なのでしょうか。