(イラスト:末続あけみ 以下すべて)

いよいよ花粉症がピークを迎える頃。すでに症状があってつらい人も、予防したい人も、今年は「粘膜強化」に挑戦してみましょう。アレルギー症状の改善につながるヒントをご紹介します (イラスト:末続あけみ 取材・文・構成:島田ゆかり)

薬に頼る前に体質改善を

今や、日本人の2人に1人が花粉症になると言われる時代。1998年に19.6%だった有病率は、2019年には42.5%と急増しています。(日本耳鼻咽喉科学会調査)

「その背景として、花粉の飛散に加えてPM2.5などの大気汚染、食生活の変化による腸内環境の悪化も要因と考えられます」と話すのは、みぞぐちクリニック院長の溝口徹先生です。

アレルギー症状を抑える対策は原因となるアレルゲンを取り除くか、薬で対処するのが一般的。

「薬を使用する場合は、アレルギー反応が出る前に抗アレルギー剤を服用するのが基本ですが、最近は速効作用をもつ抗ヒスタミン剤も登場しており、症状が出てからでも効果が期待できるものもあります」(溝口先生、以下同)

ただし、薬に頼る前に体質改善でアレルギー対策をしたほうがいい、と溝口先生は指摘。

「私はかつて重度の花粉症を患っていましたが、食事を見直して改善しました。栄養バランスを整えたことで粘膜免疫が強くなったと考えられます。粘膜免疫は目や鼻、口、腸管にあり、病原菌やウイルスを体に侵入させない役割を担っているのです」