逆に気をつけたいのが、粘膜を弱くする食べ物。
「最も注意したい食材は小麦製品と乳製品です。小麦のグルテンは腸壁の細胞間を広げ、乳製品のカゼインは腸に炎症を起こしやすいことがわかっています。アレルギー症状がある人は、まず2週間摂取をやめてみましょう。乳酸菌は、ヨーグルトより漬物や納豆で摂るのがおすすめです。また、甘いものは抗菌タンパクの産生を阻害するので控えめに。粘膜細胞は3日程度で入れ替わるため、食事を変えれば改善も早いはずです」
【粘膜を弱くする食べ物】
抗菌タンパクの産生を阻害し、腸内環境の悪化にも。食べるなら食事の最後に少量を
小腸にある「パイエル板」が司令塔
腸管にあるパイエル板が菌やウイルスを異物として認識すると、その情報を全身に伝え、あらゆる粘膜面においてIgA抗体がつくられる。
そしてリンパ球を配置し、攻撃を指示する。この一連の働きは、腸内環境が整っていないと正しく機能せず、異物でないものに対しても攻撃の指示をしてしまうことに。
また、細胞の目をきつく結合させる「タイトジャンクション」がしっかり働いていれば、腸管粘膜で異物の侵入を阻止できる
パイエル板とタイトジャンクション
