黒い気持ちで見送ってもいい

実際に私の患者さんのご家族の中にも、黒い気持ちになる方も少なくないように感じます。

介護する時間が長くなり、寝不足が続いたり仕事を長く休んでしまったりすると、「いつまでこれが続くのだろう」と思います。

関係がいい親子でさえ「大切な人の死を待ってしまう」ことがあります。

関係がいい親子関係でさえ、そのようになるのです。

ましてや、関係のよくない親の場合です。

「黒い気持ち」になったとしても、それは自然なことなのではないでしょうか。

※本稿は、『毒親を在宅で見送った緩和ケア医が伝える 関係のよくない親を看取るということ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。

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