楽しい空気感

この「楽しい空気感」を私なりにもう少し詳しくご説明すると、「お正月に、親戚がみんなで集まってワイワイと楽しく過ごすような空気感」のようにお伝えすることが多いです。

今は家族関係や親戚関係が希薄になってきて、お正月にみんなでワイワイと集まることも少なくなっているのでわかりづらい方もいらっしゃるでしょうか。

『毒親を在宅で見送った緩和ケア医が伝える 関係のよくない親を看取るということ』(著:岡山容子/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

みんなが集ってきてカードゲームをしたり、ご馳走を前に思い思いのお話をして楽しんだり、そういう空気感です。

そのように賑やかで楽しい空気感でお見舞いしてくださいというのが、「楽しい空気感でお見舞いする」ということです。

加えて、親御さんが話せたり、ある程度の意識がある状態なら、ご本人の前で「大切に思っている」「大好きだと思っている」……そういうことをお話ししてくださいとお願いしています。

もちろん「好きな『部分』」で大丈夫です。苦手な親、関係のよくない親のほんの少しある好きな部分を、頭をしぼって考えてお話しするだけでも十分です(自分にウソをつかない範囲でけっこうです)。

ちなみに私の場合、母の好きなところは、「家に花を絶やさないところ」や「ユニセフなどの寄附を定期的にするところ」でした。