一矩の娘は家康の側室となるも…
慶長5年(1600年)に関ヶ原戦役時、一矩は病床にあって出陣できませんでした。東西のどちらの軍勢に味方したのか、これも説が分かれますが、おそらくは西軍の一員と認定されたのでしょう。一矩は10月10日に病没し、青木家は改易されています。
青木家嫡流の久矩は先述したように大坂の陣で討ち死にしていますが、末裔には加賀前田家の家臣がいます。
また、一矩の娘のお梅さんは徳川家康の側室となっています。二人はどこで接点をもったのでしょうか。これがどうにも分かりません。
一族が没落したお梅の方ですが、彼女の運命も二転三転します。というのは、家康は彼女を、第一の近臣である本多正純に賜ったのです。
この時、同じく側室であったお勝の方は松平正綱に下されましたが、程なく家康のもとに帰りました。お梅の方は正純の正室として日々を送りますが、二人の間には子どもは生まれなかったようです。
家康死後、正純は権勢者として幕府政治で活躍しますが、やがて所謂「宇都宮釣り天井事件」で失脚。出羽国の横手に流されました。
お梅の方は配所に同行せず、伊勢に赴き、この地で没しています。
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