背に腹はかえられない

夫の会社は倒産し、始めたコンビニ経営はまるで〈いばらの道〉でした。

ローンの支払いが遅れれば、この家を手放さなければならない。挙げ句の果てには、娘にまで働いてもらう始末です。

真面目に、地道にやっているのに……どうしてこんなに苦しいのでしょう。前に進んでいるはずなのに、足元だけが、どんどん沈んでいく。

それでも私は、引き返そうとはしませんでした。

いつか必ず抜け出せる。ここを耐えれば、また元に戻れる。正しく生きてきた私が、ここで間違うはずがない。そう信じていたのです。

 

<第4話につづく>

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