(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
コロナ禍を経て「ソロ活」「おひとりさま」の需要が拡大するなか、自由気ままに楽しめる<ひとり旅>に憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。「日本は稀に見るおひとりさま天国。ひとり旅デビューするなら、今がチャンス」と語るのは、ひとり旅のベテランである文筆家の門賀美央子さんです。そこで今回は、門賀さんがひとり旅を楽しむためのコツを詰め込んだノウハウ・エッセイ集『気ままに楽しく! 大人の女ひとり旅』から、一部を抜粋してお届けします。

テーマ設定のコツ

旅のテーマ設定のコツについて説明したいと思います。まずはテーマ選びの方法から始めましょう。

1、興味/関心の棚卸し

テーマを設定するにはまず「旅でどんな体験をしたいのか」を明確にする必要があります。

ですが、意外なことに、まずここで蹴躓いてしまう方もいるようです。旅の初心者だけでなく、回数は行っているけれどもいつも誰かの計画に乗っていただけ、という方も同じく「何をしたいのか」探しから始めなければならないかもしれません。

どうでしょうか。「したいこと」はパッと思いつきましたか?

思いついたのなら、もうそれでテーマ旅の計画は半分できたようなものです。

もし思いつかなかったのなら、まずは自分が好きなもの、興味のあるものをしっかりと確認するところから始めたほうがいいかもしれません。

誰しもひとつぐらいは「人生を通して好きなもの」や「最近興味が出てきたもの」があるでしょう。

温泉やグルメは旅に最適な「好き」ですが、他にも旅の動機になりうる「好き」はいくらでもあります。

自然に触れ合うのが好きならば山や海、あるいは植物園や水族館などの見学旅が最高の癒やしになると思います。歴史ある文物やアートが好きなら美術館や博物館を見て回る学び旅が楽しいですよね。

また、アーティストでもスポーツ選手でも二次元の存在でもなんでもいいので、とにかく応援している何かがあるならそれらに会いに行くのも旅のよいきっかけになります。各地で行われるコンサートや試合、イベントなどに参加するために遠征するついでにその地域を旅するのです。

場所やイベントではなく、モノを目的にするのもあり。つまり、好きな食べ物の産地を数珠つなぎ的に回るとか、好きなファブリックの生産地を巡るとか、ひとつの「何か」に徹底してこだわって行き先を決めるのです。

もちろん、忙しい日常から逃れるためにただひたすらぼーっとする「何もしない」旅もおおいにあり。

旅のテーマの種はいくらでもあります。