大谷翔平の愛読書

『成功への情熱』
稲盛和夫

大谷選手の愛読書は『チーズはどこへ消えた?』だ。

だが2021年に帰国した際には新たな愛読書が話題になった。彼の返答が変わったことよりも、また愛読書を尋ねたのか、とマスコミに対してちょっと呆れる。

とにかく、アノー、なにを読んでいればそんな偉業を達成できるのですか? と、間をおいてでもまた聞きたくなる、それほどまでの「偉人」感が今の彼にはあるわけだ。

『チーズはどこへ~』もだし今作『成功への情熱』もだが、普通の若者が書店で「これ読もうっと」と買うような本ではない。大人、それもおじさんに勧めてもらわないと読まない。京セラの社長、会長を務めた著者の訓示で、選手(社員)というよりどちらかというと監督(経営者)向けの言葉が詰まっている。おそらく大谷選手も監督的な立場の指導者に推薦されて即読んだのだろう、彼の素直さが選書からうかがえる。