自分が正義でヤツが悪

続いて検察官から。

検察官「被害者が接客をする態度ではなかったと?」

被告人「相手を傷付けないとか、嫌われない技術があるべきなんです。ヤツには私に対する心遣いがない」

被告人質問で被害者をヤツって……。自分が正義でヤツが悪という気持ちがあるのかもしれません。検察官からの質問が開始すると、興奮してるように見えました。

検察官「それはあなたの考えですよ。あなたに問題があったとは?」

被告人「こっちはね、客商売を長くやってきたアレがあるんです」

正確に語るべき法廷で、アレとか言われると困るんですけどね。

検察官「あなたの態度に問題はなかったですか?」

被告人「親密な問い掛けをしたんですけど、冷めた返しでね」

検察官「どんな対応をするかは店員それぞれの個性であって、あなたが強制するものではないでしょ!」

被告人「最近はどの店もマニュアル作って教育してるのに、ヤツにはそれが感じられないんです!」

検察官「感じられないのは、あなた個人の感想でしょ?」

被告人「常識で言ってますよ!」

検察官「その常識も、あなたが言ってるだけでしょ?」

被告人「あの……えっとね〜、え〜、検事さんの言うとおり!」