最後の「文春文士劇」に出ることができず…

1977年に小説『僕って何』で芥川賞を受賞した三田誠広さんは、主人公スカーレットの3番目の夫であるレット・バトラーを演じます。

三田さんは「私が芥川賞をもらって作家になった77年の暮れに、最後の文春文士劇がありました。同世代では作家の中上健次さんや村上龍さんが出演されたのですが、私は出られなくて大変に残念に思っていました」と当時を振り返りつつ、

「その数年後に早稲田大学文学部の100周年事業で文士劇に参加しました。やっているときは大変でしたが、作家って孤独な作業なので、演劇という形で何かを一緒に作り上げるということは大変楽しかったんです。今回もみんなで楽しみたいと思っています」と話しました。
 

「小説を書くということは、頭の中で一人芝居をするということ。稽古ではセリフを言うと相手からセリフが返ってくるから楽しい」と話す三田誠広さん