記者会見に出席した林真理子さん、三田誠広さん、鴻巣友季子さん、五戸真理枝さん、綿矢りささん、佐川光晴さん(左から)
人気作家らが役者として舞台に立つ文士劇『風と共に去りぬ』が5月23日、24日に東京で上演されます。3月13日、都内で記者会見が開かれ、作家の林真理子さんや綿矢りささんら6人が参加しました。会見の様子や出演者のコメントをお届けします。(取材・文・撮影:婦人公論.jp編集部) 

作家が演じる演劇

文士劇は作家や演劇評論家などの文学者が中心となって演じるアマチュアの演劇で、明治時代に始まったとされています。中でも文藝春秋の主催で1934年に始まった「文春文士劇」は有名で、三島由紀夫や石原慎太郎、井上ひさしなどの著名な作家が出演。戦争による中断をはさんで1978年に幕を下ろすまで人気を集めました。

今回は作家や劇作家らでつくる「日本文藝家協会」の創立100周年を記念した催しで、林真理子さんら22人が出演。南北戦争という激動の時代を背景に、アメリカ南部の大農園で生まれ育った勝ち気な女性スカーレット・オハラの半生を描く『風と共に去りぬ』(マーガレット・ミッチェル原作)を上演します。

この日開かれた記者会見には、作家の林真理子さん、三田誠広さん、綿矢りささん、佐川光晴さん、翻訳家の鴻巣友季子さん、演出家の五戸真理枝さんが出席し、文士劇へ臨む抱負を語りました。

日本文藝家協会の理事長を務める林さんは「子どもの頃に石原慎太郎さんが文士劇に参加しているのを見たことがあります。子ども心に『作家って面白い人たちなんだ』と感じたので、この文士劇で皆さんがそう思ってくださったらいいなと思います」とあいさつ。

林さんは劇の冒頭に出演する予定といい、「一流の演出家の先生を呼んで、発声練習から学んでいます。作家のなれ合いだと言われないようなレベルにしたいと思っているので、一般の方に真剣に見てほしいです」と呼びかけました。