【食器】
「よく使う皿を取り出しやすい位置に」が基本

【上段】⇒お気に入りの食器
・ワイングラス ・カップ&ソーサー など
【中段】⇒日常的に使う食器
・茶碗、お椀・箸 ・使用頻度の高いお皿
・マグカップ など
【下段】⇒たまにしか使わない食器
・来客時に使う大皿、取り皿・重箱 など

体に負担にならない収納の高さは、視線から腰の位置まで。親と相談しながら、毎日使う食器を一番使いやすい段の手前一列に並べる。その上の段は、見ていて気分が上がるお気に入りの食器を飾っても。物が取り出しにくい下段には、家族が集まる際に使う食器や、年1回しか出番がない重箱などをしまう

●処分していい食器
・重くて洗いにくい ・電子レンジで使えない ・引き出物
・おしゃれなフルーツ皿 ・大量にある栓抜き など
永井式親の心をつかむコツ

「整理したい時は掃除を口実に」

食器を勝手に移動すると親は不機嫌に。そんな時は、「棚の中を拭きたいから」と伝えるのがおすすめ。食器を一度外に出して掃除し、戻す際に「どれをよく使うの?」と一緒に確認しながらしまえば一石二鳥。納得したうえでの整理は、リバウンドしにくい

 

【衣類】
「オーディション」した服だけで生活してみる!

洋服は1ヵ所に集めて「オーディション」。親が審査員になり、「これは普段着」「動きやすいからデイサービス用」と、確認しながら必要な服を振り分ける。そして使うシーン別に、取り出しやすい高さの収納ケースへ。溢れた服は押し入れなどにしまい、しばらく経ったら箱ごと捨てる

●手放す、または箱にまとめてしまっておく
・1~2年以上着ていない ・洗うのが大変な服 ・サイズが合わない
・高齢者に向かない服(背中ファスナーやかぶり物など着脱しにくい服、重い服、ヒールのある靴など)
永井式親の心をつかむコツ

「あえて新しい服を買ってあげる」

親が古い服を手放してくれない場合、親の好みの素材や色を聞き、機能性の高い服を新しく「加える」のも有効。実際に着やすいと感じる服に満足し、古い服への執着もなくなる