右近 篠井さんの思う、女方の極意は?

篠井 最近は現代劇でも、男が女を演じることがだいぶ普通になってきたでしょう。それで僕のところに「女方のことを教えてください」って聞きにいらっしゃるんです。でも、そんなもの教えられない。

ただ一つ、「ナヨナヨだけはしなさんな」って言っています。女の役をやるっていうと、男たちはみんなクネクネするじゃない。でも、普通の女の人は、そんなことはしないでしょう。日本語には男言葉と女言葉があるので、「~なのよ」「~だわ」と普通にしゃべればいい。

右近 ウワ、かっこいいですねぇ。僕は前は立役のほうが好きだったけど、今、女方をやりたい周期に入ってるんです。篠井さんの今日のお話にすごく触発されたところもあって。

篠井 右近さんの女方が今後どんなふうに変わっていくか、見届けるためにも元気でいなくちゃね。

右近 まだまだ大丈夫ですよ(笑)。ありがとうございました。

【関連記事】
篠井英介「35年ほど前、主演が男優だからと直前で中止になった『欲望という名の電車』。上演できるようになるまで9年かかって」【尾上×篠井】
尾上右近「咄嗟にパッと対応できるのは、まさに《女方さん》」篠井英介「女方は立役さんのことを慮ったりして、それがまた楽しい」
次回『豊臣兄弟!』あらすじ。朝倉・浅井へ反撃を試みる信長だが、義昭や家康の反応は…。さらに小一郎と藤吉郎は、市を逃がすため時を稼ごうとするが…<ネタバレあり>