映画『六人の嘘つきな大学生』や、時代劇シリーズ『SHOGUN 将軍』、朝ドラ『あんぱん』など話題作への出演が続く俳優の倉悠貴さん。19歳でのデビュー以来、着実にキャリアを重ねてきた。『ある日彼女のパンティーが、』(5月31日NHK総合、午後11時~)でNHKドラマ初主演を飾る。倉さんが演じるのは、主人公の並木想太。気になることがあると頭から離れなくなってしまう想太と、妻の優衣(山下美月)のちょっと変わった夫婦の日常を描いた作品だ。クセが強く独特の行動をする想太は周囲の言葉に傷つくことも。「普通について考えた」という倉さんに作品に込めた思いや役作りを聞いた。(取材・文:婦人公論.jp編集部)
「なんだこれは」
<『ある日彼女のパンティーが、』は第49回創作テレビドラマ大賞受賞作品。想太は休職中の29歳。ある日、妻の優衣のパンティーが川に流されてしまう。想太はパンティーが気になって頭から離れなくなってしまい、夜中にパンティーを探しに行く。漫画家志望の優衣が、パンティー事件の顛末をエッセー漫画にしたところ、コンテストで入賞。優衣は想太のちょっと人とずれた部分を漫画にしていくが、どこかうしろめたさを感じている。想太は妻の役に立とうと、頭にカメラを付けて自分を撮影。自分の見たものを記録し始めるが――>
ドラマのタイトルを聞いた時に「なんだこれは」と思いました。それくらいインパクトのあるタイトルですが、パンティーの話が出てくるのは前半だけ。後半は想太と優衣という夫婦のシンプルな成長ドラマ。
映像では、想太の頭上をパンティーが飛びますが、パンティーはCGで作りますから、演技をする時点では存在しない。
どういう撮影になるのか想像できなかった部分がありました。モノローグも多いので、現場で話し合いながら進めたんです。