現代生活で減る筋肉の出番
コアなる4つのインナーマッスルは、次のような動作をするときに主に使われます。
・お腹のコルセットの役割を果たす「腹横筋」は、お腹を軽く締めたり、丹田に力を込めたりするとき。
・背骨を一つ一つ支える「多裂筋」は、ゆっくりとした動きやぶれない動きをするとき。
・呼吸の要である「横隔膜」は、深い呼吸をするとき。
・内臓を支える「骨盤底筋群」は、姿勢を正して立つ動作のとき。
ところが、私たちの日常には無意識のうちに身体を支える仕組みで溢れています。
たとえば椅子やソファは、筋力を使わなくても身体の形を支え、安定させてくれるでしょう。洋服もまた、身体が一定の姿勢を保ちやすいよう立体的に仕立てられています。
さらに、洗濯や掃除はボタン一つで済むことが多く、お腹にぐっと力を入れて踏ん張るような動作も減りました。加えて、洋服は動きやすく、自然と歩幅が大きくなり、せかせかと動く場面も多くなっています。
まさに現代の洋服を着た日常生活ではインナーマッスルを働かせる場面がどんどん減っているのです。
