最も合理的な防御策

今後、30年、40年先も米国が世界経済の中心的な存在かどうかは誰にもわかりません。もしかすると、世界のどこか別の国が、米国に代わり世界経済の中心になっているかもしれません。

そのとき、オルカンの投資対象はその国の比率が高くなり、それに続く国々も今のメンバーとはガラリと変わっているということもあるでしょう。しかし、そのときの全世界株式の正解は、その指数にあるわけですから、私たちは静かに投資を続けていけばいいだけなのです。

長期投資において重要なのは、未来を当てることではなく、どんな変化があっても淡々と続けられる状態をつくることです。

世界分散の考え方は、その「続けられる投資」の土台となり、心の揺れに強く、長期で資産形成を進めるための最も合理的な防御策といえます。

※本稿は、『オルカン思考: 世界経済を味方につける「長期投資」の教科書』(Gakken)の一部を再編集したものです。

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