苦しいからこそ学びがある

花子 いつもこうやって笑ってるせいか、「病気やのに楽しそう」なんて言われますけど、もちろんそれだけではないんですよ。やっぱり闘病は苦しいことが多いです。

しかも、こう見えて私はもともと、マイナス思考。大助くんにも「私のせいで申し訳ない」とずっと思ってたし、一時期は目が覚めると、「ああ、まだ生きてるのか」とため息をつくのが習慣でした。

そしたらある日、大助くんが珍しく声を荒らげて、「やめてくれ!」って。

大助 そんなこともあったねえ。

花子 「僕は、あなたの愚痴を聞くのが一番つらいんや」と。ハッとしました。今さらやけど、あのときはごめん。

大助 いやいや、こっちこそ、きつい言い方してごめんな。僕ね、嫁はんが、「なんで私ばっかりこんな目に遭わなあかんの?」と嘆きたくなる気持ちは、痛いほどわかるんですよ。でも、苦しいからこそ、そこに学びがあると考えたいじゃないですか。

花子 大助くんはいつも、「病気や介護ほど学び多きものはない」と言ってるな。