体力がないゆえの機会損失
体力がない私は、北海道や沖縄、韓国やハワイへ行っても、いつでもどこでもすぐ疲れてしまい、文化も歴史も楽しさも十分に経験できない。なんという機会損失なのだろう。
いつも帰宅してから「あそこも行けばよかった、せっかくあんな所まで行ったのに」と後悔する。もっと体力があったら、どれだけの体験と感情を味わえたんだろう。自分の人生を変えるような何かがそこにあったかもしれないのに。
子どもの頃からそうだった。外で遊んでいても、暑いだの寒いだのと何かしら文句をつけて家に帰り、本ばかり読んでいた。机に向かっているのは苦ではないので勉強はいくらでもできたけれど、なにせ持久力がない。学校の遠足は終盤にバテまくって迷惑をかけていたし、マラソンはいつもドベだった。
マラソンはいまだに意味がわからない。テレビでマラソン競技を見かけるたびに「この人たちはなぜこんな辛いことを自ら選んでいるんだ?」と思ってしまう。
大人になると車移動ばかりでますます歩かなくなった。趣味といえば読書やゲーム、ジグソーパズルで、ほとんど家から出ない。かつて美容師の仕事をしていた時は、朝から立ちっぱなしのため、毎日夕方には足が重くて死んでいた。
あれから20年。今はさらに衰えていることだろう。
