ガソリン・ペンキを舐める
ガソリンの主成分はベンゼン、トルエンなどで、ペンキも有機溶剤としてトルエン、酢酸エチルなどを用いる。有機溶剤は共通して動物への麻酔作用をもっている。
それに酢酸エチルは果物類の香り成分でもある。
1978年11月、秋田県北部の伐採現場で、集材機用のワイヤーに塗る粘性の強いグリースの18リットル缶に頭を入れたクマが徘徊したことがあった。クマは缶の上部をU型に切り込んで開け、使用後は現場に放置した。グリースを舐めたあと徘徊してそのまま冬篭りしたようだが、翌春どうなったかの情報はない。
30年ほど前の『福島民報』にも「クマ、空き缶かぶり狂走」のタイトルで一斗缶に頭を入れたクマの写真が載っている。人びとの笑い物になった挙句、民家に近づいたので、空き缶もろとも頭を撃ち抜かれてしまった。
