(『豊臣兄弟!』/(c)NHK)

天下人・豊臣秀吉…ではなく、その弟・秀長が主人公!これまでになかった視点からダイナミックに描く大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK総合、日曜午後8時ほか)。兄を支え続けた“もう一人の豊臣”にスポットが当たることで映し出される新たな戦国の世界が話題です。そこで歴史家で作家・評論家の濱田浩一郎さんに、ドラマをもっと楽しむための”ツボ”を解説していただきました。

「羽柴」という苗字の由来は…

大河ドラマ「豊臣兄弟!」第21回は「風雲!竹田城」。

元亀4年(1573)、織田信長に仕える木下藤吉郎秀吉は、苗字を「木下」から「羽柴」に改めることになります。

秀吉の「軍師」として著名な竹中半兵衛重治の嫡子は重門ですが、その重門の著作『豊鑑』(秀吉の伝記)には、「羽柴」という苗字は、織田家の重臣2人の苗字から取ったものとの説を載せております。

その2人とは丹羽長秀と柴田勝家。

信長の信任厚い長秀と勝家の苗字の一字を得て「羽柴」秀吉と名乗ったというのです。