足のホールドということで気になるのは、庭先に出る時などに使うツッカケ。あれで転びそうになった経験のある人も多いのではないか。
「転倒予防という意味では、鼻緒があるもの、サンダル風にかかとのあるもの、また甲にベルトがあって調節のできるタイプがおすすめです」と小林さん。
ドイツ製のコンフォートサンダルを履かせてもらったが、確かに足幅にあわせた調整によりフィット感があって、シニアのリピーターが多いというのもうなずけた。
そんなこんなで楽しくアドバイスを受けながら選んだ一足は、お店のイチオシでもある「On (オン)」。本来はランニングシューズだが、膝や腰への負担の軽さや、爪先が反った設計でつまずき予防にもなるのがシニア向きとのこと。何より私は、足を入れた時に「あらまぴったり!」と声が出るのほどの、特にかかとのフィット感に驚いた。
しかし残念! くるぶしの下が当たって痛いと伝えると、「甲の薄い人は、かかとの下に中敷きを入れるといいですよ」と頼もしい答え。ゴムレースの長さも調節してもらい、さらにぴったりの一足に仕上がった。
自分にあった靴は、歩き心地もばっちり。最近ではシューフィッターのいる店も増え、3D計測器で計測したサイズをもとに自分の足にぴったりの靴を探せる店もあるようだ。
「巣鴨にいらっしゃるシニアが元気なのは、商店街を歩けるだけの体力があるから。毎日歩くことが、何よりの転倒予防だと思いますね」という小林さんの声を受け、私は次の取材先へ向かうことにした。