中学生になると

中学生になると、この差はやや小さくなり、中学3年生の段階で偏差値にして1~2ポイントの差が残ります。さらに重要なのは、テストの点数では測りにくい「がんばる力」や「自制心」といった非認知能力です。

これらは勉強や仕事を続けるうえで欠かせない力ですが、研究によれば、学年が進んでも生まれ月による差が縮まりにくい傾向があるのです。

『「早生まれ」は損なのか-生まれ月格差の経済学』(著:山口慎太郎/中央公論新社)

こうした影響は高校進学にも表れます。ある地域の調査では、3月生まれの生徒は4月生まれと比べて、平均して偏差値で5ポイントほど低い高校に進学する傾向が確認されました。

これは志望校の選択に直結する差であり、その後の学歴やキャリア形成にまで影響を及ぼしかねないものです。