出版された『光子ノート』より

ゼロから生まれ直しともに成長していった

太郎 僕が小さい時も、後ろから見守るのが基本で、お父さんから、ああしろ、こうしろと言われたことはない。

みつのり そりゃそうさ。「どうするんだろう」って、こっちは太郎の行動を楽しみに見ているんだから(笑)。先にあれこれ教えたら、つまらないでしょ。

太郎 そういう考え方も、働かずにずっと家にいたことも、周りのお父さんとはずいぶん違っていたということには、成長してから気づいたわけだけど。

みつのり ははは。

太郎 お母さんは、そういうお父さんの子育てをどんなふうに思っていたんだろう。

みつのり 「こういう人だから仕方ない」と諦めていたんじゃない? よく「いつでも別れてあげる」と言われたけど、別れられて困るのは僕だから。(笑)

太郎 そういえば、「光子メモノート」は38冊あるのに、僕の成長を描いた「太郎メモノート」は3冊しかないよね……。

みつのり まあねえ。僕はもう、光子で満足しちゃったから。

太郎 ひどい!(笑)