対処法2 キャラに乗せる

書くことはできても、弱みをそのまま人に話すなんてプライドがかえって傷つく気がする、という人がいるかもしれませんね。その場合はキャラに乗せるのがお勧めです。自分の人間性と切り離すことで、外在化がスムーズにいきます。

たとえば、漫画『鬼滅の刃』の超ヘタレキャラの我妻善逸くんになりきって「死ぬ死ぬ死ぬ、プレゼン怖い!」と大げさにビビってみてはどうでしょう。のび太になって「ドラえもーん!」と泣きついてもいいでしょう。

『脳を乗っ取る感情(アイツ)からあなたを守る方法』(著:篠原菊紀/日経BP)

なんだか楽しくなりませんか。緊張や不安を押し込めようとしているときより、心が解放される感じがしてきます。

外在化に関しては、シカゴ大学で実験(*1)が行われています。「これから試験をします」とストレスをかけて、試験前の10分間に自分が抱えている試験に関する不安を書き出す、という作業をさせると、不安を書き出さなかったグループに比べて、不安を書き出したグループはテストの成績が上がった、というものです。

試験もワーキングメモリが必要とされますが、プレゼンでも十分応用できるのではないでしょうか。不安はとにかく外に出すことで脳のワーキングメモリの負担を減らせるのです。

*1 Science. 2011 Jan 14;331(6014):211-3.