たまからの突然のメッセージ
それからしばらくして、泣きながらバスにゆられている最中に、たまから私へ、突然メッセージが届きました。
「愛ちゃんが動物の話をしているのを見るのが、好きだったし、誇らしかったよ。
聴診器を当てられていたときは、愛ちゃんの役に立ってうれしかった」
この言葉とともに、小学生の前に立って話している私を、たまが教室の後ろから見守っている映像が送られてきました。
私は当時、ボランティアさんと一緒に、小学生に犬などの心臓の音と自分たちの心臓の音を聴き比べてもらう活動“命の授業”をしていたのですが、生前のたまは、そのモデル犬として手伝ってくれていました。聴診時、通常は動物の動く音や呼吸音で心音が聞きづらくなるものですが、たまは身動き一つせず、呼吸をしていないかのように静かで、子どもたちが誤ってしっぽや足の先を踏んでしまっても、そ~っと引き抜くような優しく賢い犬でした。
たまは、その思い出についてメッセージを送ってくれたのです。
たまがそんなふうに思っていたなんて……。私はその温かい言葉で、心が溶けたように感じました。