菌を浄化する唾液も重要
口腔内環境を清潔に保つには、毎日のケアが欠かせません。
「しっかり歯磨きをしているつもりでも、長年のクセで磨きやすいところばかり熱心にブラッシングしたり、力が強すぎて歯を削っていることも。そうならないために、正しい歯磨きを身につけること。そうすれば歯周病もむし歯も予防できるのです」
さらに、加齢による唾液の分泌減少も口腔内環境を悪化させる要因のひとつ。
「唾液には口腔内の細菌を浄化する役割があります。たとえば食事をすると口腔内は酸性に傾きますが、唾液が出ることでアルカリ性寄りに戻る特性があるのです。
しかし、唾液量が少ないと酸性に傾いたままとなり、歯が溶けやすい状態に。すると、知覚過敏になったり、歯がもろくなったりしてしまう。唾液は3つの唾液腺(図参照)を刺激すれば分泌を促すことができるので、こまめに押すようにしましょう」
3つの腺を刺激することで唾液の分泌を促進。各腺を指で押したり回したりしてマッサージしましょう。唾液がじんわりと出てきます。軽い力でOKです。耳下腺は上の奥歯周辺をぐるぐる回すと刺激できます。顎下腺は、口角の下あたりにある顎の骨の内側を。舌下腺は顎の下あたりです。
