さらに「粘膜ケア」もプラスして
頬の内側や唇の裏などの汚れを落とす「粘膜ケア」もプラスすれば、清潔を保つだけでなく血行促進にも効果があり、口腔内の健康につながるのです。
「粘膜ケアは歯周病やむし歯予防、口腔内の乾燥、感染症防止にも役立ちます。スポンジブラシを使って頬の内側や歯ぐきをやさしくこすりましょう。舌の上も雑菌が多いため、舌ブラシで軽くこすり取ります。アルコール入りのマウスウォッシュは使いすぎると乾燥を招くので、口の乾きが気になる人は口腔保湿ジェルを活用しましょう」
米山先生が何より大事だと指摘するのは、口腔内環境が整っていれば食事を楽しめるということ。
「家族や友人と食事をしても、歯が悪いために楽しめなくなる。すると一緒に出かけるのが億劫になったり、食べる楽しみを失い、QOL(生活の質)が大きく下がります。私の患者さんで口腔ケアに熱心な90代の方は、未だに歯周病が1ヵ所しかありません。残存歯も25本以上。
好きなものを食べ、毎日を楽しんでおられます。歯周病はセルフケアで進行をゆるやかにすることが可能です。セルフチェックで、ご自身の歯周病の有無を確認してみましょう」
<後半へつづく>

