(前列左から)駐バルカ共和国日本大使館職員のナジュム、大使の西岡英子、バルカ警察のチンギス (C)TBS

大使の裏切り

翌日、野崎、乃木、薫の3人は、西岡大使の案内で秘密の地下トンネルを通り、ロシア国境へ向かうことに。

約1キロの地下通路を歩き、トンネル出口から地上の様子をうかがうと、チンギス率いる警察隊が待ち構えていた。

西岡大使が乃木たちを裏切り、地下トンネルの情報をバルカ共和国側に漏らしていたのである。

やむなく来た道を引き返した一行は、ドラム(富栄ドラム)が用意したトラックの荷台へ乗り込み、大使館からの脱出に成功する。正門で警備員に見つかりそうになるが、ナジュムの機転によって危機を切り抜けた。

その後、一行はバルカ警察の警備が整う前にモンゴルとの国境を目指した。かつて両国の間で紛争があった影響で、検問は事実上閉鎖状態。少人数の警備員はいるが、トラックで強硬突破できると考えていた。

道中、薫は病院の同僚・イリア(真凛)との電話で、ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)が病院から姿を消したことを知る。何度も頭を下げて頼み込む薫の姿に折れた野崎は、途中でジャミーンの家へ立ち寄ることに。

そこで発見したジャミーンは、重度の脱水症状により意識を失っていた。

野崎はすぐに出発しようとするが、薫は「今処置しなければ助からない。アディエル(ジャミーンの父)から、この子を頼むと言われたんです」と譲らない。

しかし、西岡大使がジャミーンの存在までバルカ警察に伝えていたため、この場所に長く留まるのは危険だった。野崎たちはジャミーンを連れて逃げる決断を下す。