山本の最期
出発前、浜松空港の格納庫で黒須と山本は酒のグラスを交わしていた。緊張のあまり酒を飲みすぎた山本は、いつの間にか眠り込んでしまっていた。目を覚ますと、両手両足を縛られ、腕は点滴につながれた状態だった。
焦る山本の様子を見て、黒須は腹を抱えて笑った。実は黒須はテントのモニターではなく、別班の隊員だったのだ。そして、そこへ現れた乃木もまた、別班の一員だったことが明らかになる。
山本は「何でも話すから命だけは助けてくれ」と命乞いする。乃木は自白剤を点滴し、山本からテントのモニターになった経緯や、テントで訓練を受けていたこと、GFL社社長のアリ(山中崇)がテントの幹部であること、そしてテントの最終標的が日本であることを聞き出す。
しかし途中から自白剤が効きすぎたのか、山本はうたた寝を始めた。最後には乃木に唾を吐きかけて抵抗すると、また眠り始めてしまった。
場面が変わり、まだ薄暗い明け方。目を覚ますと、山本は首に縄が巻かれ、橋の欄干に座らされていた。「この美しき我が国を汚すものは、何人たりとも許さない」。乃木は、山本の背中を押して橋から落とし、自殺に見せかけて殺害したのだった。