うちの生活を数式にすると、
(犬の群れ+猫の群れ)×あたし
となる。厳密に言うと、
{(クレイマー×あたし+チトー)+猫の群れ}×あたし
なのだが、それが、
{(クレイマー×あたし+チトー)+(ジェシー×あたし+猫たち)}×あたし
になるわけだ。
実はちょっと思っていたのだ。うちは多頭飼いしすぎて、動物たちが群れになり、あたしから離れて生きてるんじゃないかと。元祖一人っ子としては、きちんと向き合える一匹飼いみたいになったことを歓迎すべきじゃないかと考えつつ、あたしは二週間のアメリカ出張に出かけて行ったのだった。
そして帰ってきたら、ジェシー、どしたというくらい大きくなってて、仔猫というより、いつもは「ぼく」なのにたまに「おれ」とか言う、わんぱくざかりの子ども猫になっていた。あたしにべったり来るのはやめたようだ。恥ずかしくなったのかもしれない。
エリックはあいかわらず機嫌がすこぶる悪い。留守番を頼んでいった友人には、ほぼ姿を見せなかったそうだ。以前ほどジェシーに声を荒らげないが、それはジェシーのほうが学習して、むやみにエリックに挑みかかるということをしないせいだと思う。
『対談集 ららら星のかなた』(著:谷川 俊太郎、 伊藤 比呂美)
「聞きたかったこと すべて聞いて
耳をすませ 目をみはりました」
ひとりで暮らす日々のなかで見つけた、食の楽しみやからだの大切さ。
家族や友人、親しかった人々について思うこと。
詩とことばと音楽の深いつながりとは。
歳をとることの一側面として、子どもに返ること。
ゆっくりと進化する“老い”と“死”についての思い。






