それと、なかなか不安から解放されません。健康な時は、心臓が動いていることが当たり前だから何も感じなかったけれど、ふとした時に「もし今、心臓が止まったら死ぬんだ」と考えてしまう。朝、目が覚めると「あぁ、生きていた」と、ほっとします。自分が心臓の病気になって初めて、これほど不安を感じるものなのだと知りました。

血液がさらさらになる薬を飲んでいるため、怪我をするとなかなか血が止まりません。舌を噛んだ時も、血が止まるまで5時間くらいかかってしまいました。

でも不安を感じすぎると、それがストレスになってほかの病気の引き金にもなりかねない。ですからつとめて、何事も「まぁいいか」と思うように自分を仕向けています。そういう「考え癖をつける」といった感じでしょうか。一生、病気と共存しなくてはいけないんだったら、受け入れるしかありませんから。

子どもたちはもちろん、周りの人の力も大きいですね。悩むことも多いけれど、家族に話したり、家族に言えないことは友だちに聞いてもらうなど、逃げ場を見つけるのが大事だなと実感しています。

私はもともと一人で悩みを抱え込みがちでしたが、そうしていると、夜などは自分を追い詰める《闇》になってしまう。もう、ろくなこと考えない。

だから「今はとりあえず考えるのをやめて寝よう」と自分に言い聞かせていますし、弱さを人に見せてもいいし、誰かに頼ってもいいんだと思うようになりました。