子どもの頃から踊るのは大好き。父がスペイン系だからなのか、ラテンのメロディを耳にすると、「私の心臓がこのリズムを望んでます!」みたいな感じで血が騒ぐ(笑)。ダンスを始めたことで、自分を表現したいという思いがふつふつと甦ってきました。

そこで24年にライブに復帰し、歌のお仕事も再開。「よし、これから!」と張り切っていたのですが、昨年、耳石がはがれてめまいがするようになり、大事をとってライブは中止に。

もうこのまま引退して、孫の世話だけしていればいいかな、なんてちょっと弱気にもなっていました。でも娘から「ママは90になっても歌っていたいって言ってたよね」と言われて、そうだったなぁと――。

私はなんのために生まれてきたのか。両親と子どもたちを食べさせるために仕事を頑張っていた時期もあったけれど、やっぱり根本にあるのは自分を表現したいという思いです。ドクターストップがかかっているわけでもないのに自分で生きがいを放棄しては、自分の人生を否定することになる。

息子も娘も、「イキイキしているお母さんを見るのが一番うれしい」と言ってくれるので、今年の秋、ライブを開催すると決めました。

なんと、新曲にも4曲チャレンジするんです! それもピアノの伴奏のみで。コロナで仕事がない間に髪をグレイヘアのショートにしたので、イメージもかなり変わったはず。今は、「ここから新しい人生を始める」くらいの気持ちでいます。

病気と共存しながら自分らしく生きている姿を披露することで、病気を抱えた方たちに少しでも勇気をお分けすることができたら、これほどうれしいことはありません。ダンスが上手になって脚も堂々と出せる体形になったら、ライブの時、ラテンを踊りますよ。(笑)

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