できる範囲でサポートを

今回は、そこまでではないもののうつうつとした気持ちを抱えて引きこもってしまった、という状態だとします。それを踏まえての幸せぐせはどちらでしょう。

答えはAです。Bは「もう成人しているのだし、子どもの自主性を重んじる」というスタンスだと思いますが、実際は「見守る」と言いつつ放ったらかしになる可能性が大きいでしょう。それではあまりにも冷たい。苦しい現状から抜け出し自立できるようになるまで、親としてサポートしていくのは、甘やかすこととは違います。

しかしながら、たとえ親が促したとしても、自立までの期間がどのくらいになるかはケースバイケース。予想以上に長期間になる場合もあり、現実的に親がずっとサポートできるかどうかは、また別問題です。

ずっと支えてあげたいけれど、親だっていつまでも元気でいられるわけではありません。親が病気で入院するとか、年金生活で経済的に心許ないとなれば、助けたくても助けられない状況になる可能性があります。「これ以上は助けられない」と息子に言わなければならないタイミングが来るかもしれません。だからこそ、サポートできるうちに、自立を促すべきなのです。

(イラスト:大野舞)