『いわしのソテー冷奴』(撮影:邑口京一郎)
現在発売中の『婦人公論』(8月11日号)の料理連載「ヘルシーキッチン」では、「おかず冷奴」を特集! 冷奴のツルリとした喉ごしがうれしい季節。薬味をちょっぴりのせた小鉢的な冷奴ではなく、量も味つけもしっかりした”おかず冷奴”を料理研究家の小林まさみさんに教えてもらいました。ご飯なしでも満足できるこのボリューム!ヘルシーに夏を乗り切りましょう(料理=小林まさみ 撮影=邑口京一郎 スタイリング・構成=野澤幸代)

おかず冷奴はスプーンでザクザク混ぜて食べて!

もともと豆腐好きなのですが、昨年冷奴の本を作ってその魅力にハマりました。その中でもおすすめしたいのが、おつまみや小鉢ではない、食事の主役になれる“おかず冷奴”です。

テレビの情報番組で紹介したら反響が大きく、豆腐の新しい食べ方として喜ばれました。和洋中にエスニック、豆腐はどんな食材も味つけも受けとめてくれる懐の深い存在。消化吸収のよい植物性のたんぱく源ですから、毎日でも食べたいですよね。

特に糖質が気になる方は、ご飯代わりにおかず冷奴を食べると、満足感を得やすいと思います。軽い口当たりでツルリと食べられ、おなかにもたれにくいのもメリット。

作るときはまず豆腐を水切りしてくださいね。大豆の風味が凝縮され、また、味つけが薄くなりません。

上にのせる材料は小さめに切り、豆腐と一緒に食べやすい形にします。そう、おかず冷奴はスプーンでザクザク混ぜてラフに食べるとおいしいのです。

「和洋中にエスニック、豆腐はどんな食材も味つけも受けとめてくれる懐の深い存在。消化吸収のよい植物性のたんぱく源ですから、毎日でも食べたいですよね。」(小林まさみさん)