高校時代はバスケ部の練習に明け暮れ、本気で勉強を始めたのは大学受験の直前。その頃には弁護士になることを決めていましたが、通っていた高校が進学校ではない普通の公立だったので、進路指導の先生も何をどう指導していいかわからないんですよ。

「司法試験を受けたいんですけど、どこの大学に行ったらいいですか?」「とりあえず偏差値高いとこ行っといたらええんちゃうか?」みたいな感じで(笑)。両親からは「国立だったら行ってもいいよ」と言われ、香川大学の法学部に進学しました。

大学に入って驚いたのが、僕以外に司法試験を受ける学生がいなかったことです。法学部なのだからそれなりにいるだろうと思っていたのですが、見事にいない。

仕方がないので、司法試験のための予備校に毎日通い、ブースでビデオを観ながら4年間黙々と勉強していました。孤独でしたよ(笑)。

遊ぶ場所がなく、勉強しかすることがなかったのはよかったですが、司法試験は情報交換が大切なので、そういう意味では不利な環境だったと思います。

卒業後は、立命館大学の法科大学院に進学。孤高の受験生だった僕は、ようやく志を同じくする仲間に出会うわけです。

幸い、一度目の受験で司法試験に合格。当日は大阪の法務省まで発表を見に行ったのですが、合格が信じられず、貼り出された受験番号の前をウロウロしながら3回確認しました。(笑)

後編につづく

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