【ステップ2】家族会議

調べた情報をもとに、実家を今後どうしていきたいかを話し合います。親や、相続人である自分のきょうだいと、話し合う場を設けましょう。正月など家族が集まる機会を利用するのがおすすめ。

話し合いの場では、まず親の希望を聞きます。最期までわが家に住み続けたいのか、施設への入居や子世代との同居も視野に入れているのか。

あらたまって聞くと親は身構えてしまいます。「芸能人のAも終活をしているらしいね」など、家のことを考えるきっかけになる話題を共有し、「お母さんの考えも知りたくて」と聞く姿勢を見せるのが本音を引き出すコツ。

また、きょうだい間で揉める典型例が「実家じまいをする」「そのまま残す」という意見対立。実家近くで親を支える子は「管理が大変だから、実家じまいをしたい」、遠方の子は「実家がなくなるのは寂しい」というのが、よくあるパターンです。こういう場合感情論で戦うのではなく、数字を示すことが合意への近道。

「空き家になった場合、維持費が年X万円。誰が負担する? 売却相場はX万円だよ」と、ステップ1で下調べした具体的な数字を挙げることで、現実的に考えられます。大切なのは、家族みんなが情報を共有したうえで結論を出すことです。