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冒頭で申し上げたように、「実家じまい」には、主に3つの選択肢があります。(1) 家ごと売却する。(2) 家を解体し、更地にして土地を売却する。(3) 賃貸に出す。この3つの方針のどれを目指すかまで、この時点で話し合っておくのがいいでしょう。

とはいえ、1度や2度の話し合いでは、全員が納得する結論は出せません。その場合は保留にして、「来月また話そうよ」と、月1回など定期的に「家族会議」を開くのがおすすめ。「2年以内に決断」といった期限の目安を設け、話した内容を記録しておきます。

(1)~(3)の選択肢の中でどれがいいかは、物件の条件と親族の意思次第。ですが私は、借り手がつきやすい都会のマンションなどの物件でない限り、(3) の賃貸はおすすめしていません。リフォームで多額の初期費用がかかる可能性が高く、人口の少ない地方では借り手が見つからないリスクもあるからです。売って現金化したほうが、相続の際にも分けやすいでしょう。

ちなみに3つの選択肢のほかに、「古家付き土地」として不動産会社に買い取ってもらう方法も。その場合、売却価格は土地だけを売るよりも低くなりますが、解体の費用と手間が省けるのがメリットです。