ゾクッとする深夜のジム

ぼくが通っているジムでは、いつもノリのいい洋楽が「ドッカン、ドッカン♪」と表現したくなるような大ヴォリュームで流されています。楽曲数は20曲くらいで、それがエンドレスでリピートされています。だいたい3ヶ月おきに新たなセットリストに替わるのですが、ちょくちょくジムに通っていると、その3ヶ月のあいだに、流れている音楽を口ずさめるくらいにはなります。

音楽が好きなぼくとしては、トレーニングをしつつも、ひそかに音楽鑑賞も楽しめちゃうのが嬉しいところです。

(写真提供:Photo AC)

さて、ある深夜(2時過ぎくらいかな)のこと。執筆に疲れたぼくがジムに行くと、例によってフロアは貸し切り状態でした。

ラッキー♪ と胸裏でつぶやきつつ、いつものように本を読みながら自転車マシンにまたがり、アップをはじめます。

しかし、しばらく漕いでいると、ぼくはジムの雰囲気がいつもと違うことに気づきました。なんだか、ひどく、うら淋しい感じなのです。たまたま読んでいた小説が鬱々とした内容だったからではありません。純粋な肌感覚として、丑三つ時のジムの空間がうら淋しいのです。

なんだろう、この違和感……。