古代ローマ社会では

ペルシャと戦争をした時には敵軍に弱みを握られ、彼らの盾に猫が描かれていたことからエジプト勢は攻撃ができずに大敗した。

命が尽きれば人間と同じようにミイラに処理され、大切に保管される。今でも猫ミイラがたくさん出土するのは、需要が多すぎて産業化され大量生産されたからだ。

エジプトでは人々に崇められた猫だが、地中海を挟んだ対岸の古代ローマ社会では、実は猫は優遇されなかった。猫は、犬と違って人間に忠実ではないからだ。

多様な動物たちが生息する圧倒的な大自然のなかで発生したエジプト文明では、猫に限らずさまざまな生き物が神格化されたが、古代ローマ文明は人間至上主義であり、猫も何を考えているのかわからない下等な生き物でしかなかった。