イタリア人も千差万別

とはいえ、イタリア人も千差万別であり、結婚しても自分たちの敷地以外に暮らすことを許さないマンマや、朝のコーヒーは自分が淹れたのじゃないと飲まないの、と毎朝結婚相手の母親が家に来るという友人もいる中で、早くから子離れ親離れできているケースもある。

だから一概には決めつけられることではない。

ただ、もしこれからイタリア人との結婚を控えていたり考えている方には、しっかりとこの子供と母親の鋼のような絆の強さを考慮し、私が姑に対する思いをギャグマンガとして昇華した『モーレツ! イタリア家族』でも読んでいただき、ある程度の心の準備をしておくことを強くおすすめする。

※本稿は、『新版-地球生まれで旅育ち-ヤマザキマリ流人生論』(中央公論新社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
ヤマザキマリ CAに持ち込み手荷物の収納の手伝いを頼んだら、驚きの返答が。いくらガイドラインが変わったとはいえ…
ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』映像化で出版社と家族の板挟みとなり病院に運ばれて。「出版社が自分の漫画で何を企もうと仕方がない」風潮は今変わりつつある
ヤマザキマリ シカゴに生まれ育ち、息子と仲良くしてくれた彼がいてくれたから、私たち家族はなんとか頑張れた。息子の友人・ジェイクの思い出

新版-地球生まれで旅育ち-ヤマザキマリ流人生論』(著:ヤマザキマリ/中央公論新社)

漫画家・文筆家・画家――数々の表現方法で活躍するヤマザキマリの原点とは。

14歳での欧州一人旅、母や北海道という土壌、世界各地で見てきたものから生まれた表現者としての覚悟、生きる意欲をもたらした芸術の道…。

2019年上梓の『地球生まれで旅育ち』に大幅加筆修正を加えた一冊。