年金の支給額を知って危機感を覚えた
しばらくして介護保険制度が始まったタイミングで、私は正社員に。介護福祉士とケアマネジャーの資格を取得したため給料が上がって、貯金もできるようになりました。でも、50代になって生活が安定してきたら、今度は介護の仕事がつらくて嫌になってしまったんです。
違う分野で活路を見出せないものかとシニアタレントに挑戦してみたものの、何度か再現ドラマに出演しただけで活動は終了(笑)。
ならば発明家はどうだろうと、訪問介護での経験をもとに、簡単に着脱できるレインパンツを開発。百貨店の婦人発明コーナーで販売するところまでいったものの、儲けにはならず……。
結局、諦めて本業に専念しました。いろいろな経験ができたことは後悔していません。
ケアマネの仕事は65歳まで続けました。定年がない会社なので、もっと働くこともできたのですが、私自身がこの仕事に限界を感じて退職を決めたのです。
わずかながら蓄えもできたし、娘たちが結婚したり家を建てたりする際には、祝い金を贈ることもできた。あとは年金をもらいながら、のんびりやっていけばいいと思っていました。