「適当」の風土

4年ほど前。うちの局も札幌の中心部に移転して、今では厳格なセキュリティに守られてIDカードなしには会社の中に入ることも出ることもできなくなりました。

有名芸能人も政府要人も来ない局にそんな厳格な出入り口が必要なのか。そもそも50年も山の上にいてなんの不都合もなかったのに、莫大な借金してまでなぜ中心部に移転したのか。

たかが引っ越しとあなどるなかれ。人の気分は環境の変化であっさり変わってしまう。この新しい場所で、「適当」の風土を未来に繋げていけるのかHTB。しかし繋げていかなければ呑気に息のできる場所はなくなって、油断も出会いも感動も、幻のように消えてしまう。

※本稿は、『だから僕らは出会わなければならないのです。』(発行:集英社インターナショナル、発売:集英社)の一部を再編集したものです。

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『だから僕らは出会わなければならないのです。』(著:嬉野雅道/発行:集英社インターナショナル、発売:集英社)

30周年を迎えた、北海道発の人気バラエティ番組『水曜どうでしょう』。

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