シマケンとりんの今後は?
<環を女学校に行かせるため、看護婦の仕事に打ち込んできたりん。恋愛から離れていたりんが選んだのが、作家志望の青年・シマケンだった。環や美津といったりんの家族とも仲が良くなり、りんの「よき相談相手」というポジションが長く続いたが、看護婦の仕事を続けられなくなったりんが、新潟の女学校で働いている間は、東京に残されたりんの母・美津や環を支えた。そして、りんが東京に戻ってきたタイミングで2人は思いを確かめ合った>
りんは長い間、自分に好きな人ができて、恋をして結ばれるという発想がありませんでした。だから、シマケンさんを好きだという自分の気持ちに気づくのに、時間がかかったんです。
<りんとシマケンの思いが通じたのもつかの間、シマケンは作家の夢が破れた上に、浜松の実家が経済的苦境に陥り、りんには理由を伝えないまま故郷に戻った。そして24週の第121回、甥の進学のために上京したシマケンはりんと再会することに>
シマケンさんが恵風看護婦会を訪れた時は、別れてから7、8年経っていたんです。再会した時には、自分でも何とも言えない気持ちでした。気まずい思いもあるし、シマケンさんが生きていてよかったという安堵の気持ちもありましたが、「なんでいなくなったんだろう」というそもそもの疑問が浮かび上がって。モヤモヤしていた感情が一気に頭の中を駆け巡りました。
現代は、遠距離になってしまっても、いろいろな方法で連絡できる。だから、その上で連絡をとらなかったのであれば、「その人との人生とは交わらないんだ」という整理がつくと思うんです。でも、りんとシマケンが生きているのは明治時代。なかなか連絡手段もない。手紙のひとつでも、送ってくれたらよかったんですけどね。
りんもシマケンも、離れていた時間の中で、それぞれ自分の中で気持ちの整理をつけていたと思うんです。でも、いざシマケンさんと2人で話すことになり、当時の気持ちや恋愛感情とはまた違った形でお互いを思いやる気持ちが生まれたと思っています。24週で再会した2人の関係が、25週、26週と最終回に向けて変化したり、そこから生まれるものもあるので、注目していただけたら嬉しいです。
