私が告知をするとき
私が告知をするときには、患者さんと握手をします。理由の一つは、手を握ることで患者さんに安心してもらうためです。
そしてもう一つは、脈の変化を確かめるためです。脈拍は患者さんの心理状態を反映しています。例えば140ぐらいに上がると、興奮して頭の中が真っ白になっているので、私が何を話したところで患者さんの心には伝わりません。それが100を下回ると、気持ちが落ち着いて、話を理解できるようになるのです。
このように、告知をするときには患者さんの状況を把握することが大切です。
ただ、私がいきなり脈を取ると、患者さんは緊張して脈も上がってしまいます。ですから、握手をしながら、さりげなく人さし指を伸ばして、患者さんの脈を感じ取るようにしているわけです。
