優しいウソが余命を縮める

そして告知を、単なる告知だけで終わらせてはいけません。告知を受けた患者さんは、動揺しています。

私は告知をした後はなるべくほほえみながら、患者さんから目をそらさず、そっと手を握り続けて脈を確かめ、穏やかな気持ちになるまで待ちます。

(写真提供:Photo AC)

患者さんは、真実を知らなければ、これからの生き方を自分で選ぶことができません。ですから、家族もつらいでしょうが、真実を告げることから逃げないでほしいと思うのです。

厳しい真実よりも優しいウソのほうが、患者さんの余命を短くします。